デビルサバイバーのレヴューをゼロにお願いしてみた。

 70点

正直、手放しに褒められたものではないな。

カテゴリーがS・RPGという曖昧なものであり、その上でキャラを生かしつつ極限状態を演出するという難しさも理解できなくはないが…

では、先に評価すべき点を上げていこうか。

まずはデザイン。

メガテンの雰囲気を出すには某K氏のデザインが必要不可欠であり、悪魔サイドのイラストは彼のモノに統一した点はまず評価せねばなるまい。

人物キャラクターデザインの刷新だが、これは意見の分かれるところなので触れないでおく。

舞台設定だが…

現代の東京、それも山手線内をリアルに表現した点は評価できよう。

周囲の無関係な人々の行動…

特に公僕（警察官）や官憲（自衛隊員）も所詮は人間であり、時として民衆の敵となる事も包み隠さず表現した点は大いに評価できよう！

操作性や独自の能力獲得システムも、最初はわかりにくいかもしれないがRPGとしてはまずまずだ。

続いて非難すべき点だが…

最大の問題は、SLGとして赤点レベルであることだ。

通常のSLGであれば開始時の出撃ユニット数は３～５体程度…

最終的には５０ユニット程度になるものだが、サバイバーは最大４体と極めて少ないッ！

そもそもフィールドがことごとく狭い（閉塞感が大きい）のだッ！

無論ハード上の問題もあるかも知れないが、せっかく２画面で下がフィールド・上がステータスやビジュアル表現と分けつつも一括表示が可能なのだから、フィールド表現を微細化（マスを縮小）しても広大感を出すべきだ。（魔神転生Ⅱを見習うがいい！）

続いてSLG専売特許の「陣形・方陣効果」や「広域攻撃（マップ兵器）」が存在しないのが致命的！

さらに戦闘時の「フィールド効果（高低差など）」の概念もない。

ついでに言うなら「回復ポイント（拠点）」や「補給線」もなく、回復（特にMP）が非常に困難だ！

次にメガテンとしての問題点だが…

悪魔交渉が無くなったの痛すぎる―――ッ！

変わりに「デビオク」なるもので悪魔を購入するのだが、最初この案を出した人間は極刑ものであろう！

進行（サブキャラの生死）だが…

この点はリアリティを出すために仕方がないのだろう…（遠い目

物語の背景（全体像）は、往年のメガテンの価値観を焼き直しているだけ、ともいえるが…

これは逆に、無くなったらメガテンではなくなる危険性が高いのでやむおえない。

では最後に、私のお気に入りキャラを教えておこう。


九頭竜　天音（しかも精神世界のセクシーバージョン）であるッ！（ぉ


では、さらばだ諸君！

寝てる間にアクマに身体を乗っ取られぬようになッ！！